下田市にある下田循環器・腎臓クリニックの花房院長のブログ

下田循環器・腎臓クリニック
院長ブログ
2015年9月22日

武蔵野・多摩丘陵の原風景を追い求めて

CIMG1995 CIMG1997  CIMG2001久しぶりの更新です。この1ヶ月はとにかく多忙を極めました。9月以降、週末の予定は、年内全て埋まってしまっている状況です。学会出席や発表、接待、同窓会に旧友との集まりなど様々です。つい先週の土日は広島でアクセス研究会において学術講演を行い、10月は循環器学会地方会の発表もあります。本年はVAIVT研究会、腎臓学会総会、日本透析学会総会と合計5題の学会発表を行い、精力的な1年であったと思います。加えまして、透析患者さんの診療、外来診療、新規透析導入および内シャント造設、PTA、訪問診療などと日々のルーティンワークには枚挙に暇がありません。先月より28名の訪問診療患者が増え、計50数名の訪問診療患者さんを擁しております。28名分のカルテ入力にざっと3時間!!深夜0時近くに及んでしまいました。処方や会計を拾う事務さんも多忙を極めます。また、書類や診療情報提供書の量も膨大で、日に日に増えてゆくのを見ると憔悴してしまいます。3年前に比べ倍近くの忙しさを感じる今日このごろですが、小生が自身に課した仕事です。この程度で潰れていては未来はないでしょう。確乎不抜の精神力で乗り切ってゆく次第であります。                                                                           話は変わりますが、小生の趣味の中に自然探索があります。特に好きなのが武蔵野および多摩丘陵散策(武蔵野の中に多摩丘陵も包含されるかもしれませんが、ここでは分けておきます)。野川公園や国分寺崖線(ハケやママといいます)沿いの湧水、さらには多摩・稲城や町田といった多摩丘陵の自然探索を30年以上継続してきました。例を挙げると、成城学園と喜多見の間にある、みつ池は世田谷区内とは思えない森と泉が見られます(中へは立ち入り禁止で入れません)。吉祥寺のデパ地下や紀伊国屋国立店で買ったお弁当とピクニックセットを携えて晴れた野川公園でランチをいただく。これ最高の贅沢です。また、ここからハケの道を通って、国分寺のお鷹の道周辺をを1時間程度かけて散策し、日本百名水にも指定されている真姿の池の湧水を汲み、珈琲やココアをいただく。この珈琲の旨いこと旨いこと。さらには国立・府中インター近くのママ下湧水散策。そして鶴川街道に沿って稲城の南山(現在再開発が始まってしまいました。残念でなりません)、町田の真光寺、小野路、小山田周辺の谷戸を巡る。さらには八王子市の鑓水周囲の散策。などなど、多摩丘陵一帯(宮崎駿の平成狸合戦ポンポコの舞台です)の散策をずっと続けています。とにかく幼稚園に入園する前から、虫好き、そして自然が大好きで、ありとあらゆる生き物を捕ってきては飼育していました。自然探索好きはここより派生しているものなのでしょう。近年では区内ではすっかり見ることができなくなってしまったシロスジカミキリやアカシジミ、オオムラサキやルリボシカミキリなどの幼少時垂涎の昆虫が、まだ細々とではありますが多摩丘陵には生息しています。                          小生の武蔵野や多摩丘陵の原風景は遡ること36年前。「夕日ヶ丘の総理大臣」という中村雅俊主演のドラマに行き着きます。このドラマ、青春学園モノ最後のドラマでしょうか(スクールウォーズが最後かな??)? 神田正輝や樹木希林、小松政夫など豪華キャストやドラマ自体の内容もいいのですが、ロケ地となっている多摩美術大学周辺の自然が素敵だったのです。屋上から見える丹沢の山々、学校周囲の緑あふれる自然環境に釘づけになってしまいました。浪人時代より原チャリや友達の車でロケ地を探しましたが見つからずに約20数年の月日を費やしてしまいました。当時インターネットもなく、ロケ地などわかるはずもありません。浪人時代は多摩尾根幹道路はゼロヨンを、尾根幹道路周囲は起伏に富んだコーナーがたくさんあったため、小生のグループでは通称「きふく」といって、よく車やバイクでコーナーを攻めに行ったものです。今では巨大ニュータウンとなってしまい、当時の面影は微塵もありません。結局のところ、学園の場所が特定できたのはインターネットが普及した後の2002年頃でした。テレビに出てきた学校を見下ろす丘を探しに、何十回と足を運びました。らしいところまではたどり着いていますが、植生も変化したためか、当時とはやや趣を異にしているようです。とはいえ、小生の脳裏に焼きついた多摩の原風景に出会えて今はとても満足しています。東京出張時には、ほぼラクシオ・インという都心から40km近くも離れているビジネスホテルに敢えて宿泊する理由は、このホテルが多摩美の隣に立地しているからです。今も武蔵野と多摩丘陵の原風景を追って、散策を続けています。80歳になっても変わらないだろーなー。今週もフラッと行ってみようかな!!

写真はママ下湧水、小野路の奈良ばい谷戸、夕日丘の総理大臣のロケで使われた多摩美術大学を見下ろす丘からの遠景です。

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