下田市にある下田循環器・腎臓クリニックの花房院長のブログ

下田循環器・腎臓クリニック
院長ブログ

カタルシスを!!

今回は思いっきり趣向を変えてみたいと思います。

小生の自画自賛できることは二つ。一つ目は友人や先輩、そして後輩に恵まれたことです。絆はずっと大事にしてきています。

それと、もう一つが小生の感受性にあります。結構すぐ感激してしまいます。まあ、換言すれば幸せの閾値が低いのでしょう。今回は全くの個人的意見ですから参考にはならないかもしれませんが、ジーンとした、涙した、あるいは感激した、または美しい映像をいくつかご紹介します。(ただし、ネタバレ注意!!!!)

カタルシスを求めて??

CM編

東京海上日動火災のCM 東京2020挑戦シリーズ・挑戦者たち:モーツァルトの「Ave Verum Corpus」が最高です。「でも、やるしかない。」「あきらめない。」「引退。バカ言うんじゃねーよ。」「何度倒れたって。」「必ず起き上がって。」「進め。」「前へ。」

何と自らの士気を鼓舞される台詞なのでしょうか。なぜかこのCMを見ると挑戦する気持ち、最後まであきらめない闘志が湧いてきます。

・タイの有名なCM:世界中の人が涙したといわれるタイのCMです。子供が母親の病気の為に食料と薬を万引きしてしまいます。料理店のオーナーが料金を肩代わりして子供の商品を渡します。その30年後に??実話のようですね。まさに善因善果!泣ける動画です。

 

タイのCM(2):なかなかウルっとさせるCMがタイでは多く制作されているようです。障害を持つ父と娘の絆を描いた作品です。CMというより短編映画ですね。ほかにもいくつかジンとするCMがあります。今回はこの2作品をアップしました。

東山堂音楽教室のCM:小生が好きなパッペルヘルのカノンが印象的。やや不器用な父親と、新婦になる娘との心のすれ違いを修復するに十分な力を音楽は持っているのでしょうか。音楽っていいね。また、岩手県のローカルCMですが、これがまたいいんだよ。静岡ではコンコルゲン

 

が頭離れませんけど。パヤって何? おれもピアノか何か習おうかな?

 

・パナソニックのCM:モデルの姉妹編:美人姉妹なので余計に感動?病弱の妹という設定は反則と思いたいのですが、実話だからしょうがない。姉が実現できなかった妹の夢を実現するストーリーは感激します。そういえば昭和大学病院に勤務していたとき、クリスマスの時、廊下を暗くして、看護学生が賛美歌を歌ってキャンドルサービスをしていたのを見て涙が出ましたね。

・パナソニックのCM(2):おばあちゃんのメール編:これもパナソニックのCMです。たしかテレビで紹介していたのを見たのだと思います。死んでしまったおばーちゃんからのメール。泣ける。

・明治安田生命:たった一つのの宝物:「秋雪」の画像検索結果
著作権の関係で、視聴は困難なようです。小田和正の「言葉にできない」の曲とダウン症で、完全房室欠損症+肺高血圧を合併していた秋雪くんのコラボのCMは当時話題を呼びました。ドラマにもなったしね。最後に、曇天の海岸で父親がギュッと秋雪くんを抱きしめる姿を映した写真は涙なしには見ることができない映像です。今、見られないのかなー?もう一度見たい。

・パンパースのCM:これもなかなかの感動CM。感謝の気持ちって大事なんですね。

PV編

・麻生太郎 とてつもない日本:麻生太郎著「とてつもない日本」のPVです。麻生前総理大臣(第92代)は未曾有をみぞゆう、踏襲をふしゅうなど誤読や、愛読書がマンガなどなど、総理大臣の資質を問われ、小生も最も嫌いな政治家の一人でした。つい昨年発売されたプレジデント8月1日号では嫌われる人はなぜ、嫌われるのか?の中で(選挙でわかった「信用できない人」を見抜くポイント)に、華麗なる家系、達筆、おしゃれ、秘書を大事にするなど、彼をベタ褒めする文章が載っていましたが、このPVを見て、麻生太郎という政治家が少し好きになりました。日本人の誇りを再発見できる映像だと思います。

・世界で一番長く続いている国日本日本は島国のため、外国からの侵略がなく、2000年以上続いている世界最長の国家で、ギネス認定されていることは意外と知られていません。初代神武天皇が即位した紀元前 年2月11日が建国記念日で祝日になっていることを知っている方も意外と少ないようです。もちろん神武天皇は実在しなかったと言われています。実在した最古の天皇は第10代崇神天皇と言われています。いずれにせよ約1800年続いている国、日本。その頂点に立つ天皇陛下は世界中で唯一empelorの称号を与えられていることも付け加えてきましょう。

・神々の詩:オープニング

姫神の曲である「火振り神事」と「神々の詩」。まさに神曲!! 「神々の詩」の歌詞は縄文時代の言葉だそうです。耳慣れない言語なのですが、とても耳障りがよく、心地よいハーモニーを織り成します。、1996年から5年間日曜日8時よりTBS系で放送されていたドキュマンタリー番組のオープニングです。とにかく画像が美しく、大自然とその中に暮らすちっぽけな存在である人間が対比されています。現在オープニングの全動画はニコニコ動画でしか見られないようです。

 

・Aha Take on  me:

1985年小生が大学入学の年に大ヒットした曲です。今聞いても最高のメロディーです。アニメと現実がコラボした当時では斬新かつ画期的なPVで高く評価されました。人生で最も楽しい時間を過ごした1年なので、富士吉田の寮生活が昨日のように思い出されます。

Restaurant Australia

画像と音楽が素敵です。食の映像もここまで洗練されると芸術です。バックの曲:Dewayne Everettsmith – It’s Like Loveもいいし。エアズロックやオペラハウスなどオーストラリアのシンボルとのコラボもいいね。こんなPV見ると行きたくなります。

映画編

・Love actually

9組のラブストーリーが同時に進行していくのですが、なかでも秀逸なのが親友の結婚した女性への愛を隠し続ける男のストーリー。この女性演じるキーラ・ナイトレイがあまりにも綺麗すぎて映画をさらに引き立てます。

親友(ピーター)の妻(ジュリエット)に恋をしてしまった男、マーク。親友の妻であるため、一歩を踏み出してはいけないと思っているマークは、ジュリエットに冷たく、心を開かない。ジュリエットは夫の親友であるマークに嫌われている思ってしまいます。友達になりたいと思い、単身マークの家を訪れます。このとき、マークが撮影した自分の結婚式のビデオを見てしまってびっくり!ビデオには自分しか映っていない!これでジュリエットは彼のそっけない行動がどうしてなのかを理解します。「マークは自分のことが好きなのだ。」「親友の妻だから距離を置いているのだ」と。マークはそれを悟られ、気まずくなって、部屋を飛び出してしまいます。でも、すぐさま部屋に戻ろうか、いや、それはダメだ。でも・・・・・戻ってジュリエットを抱きしめたい自分と、いや、親友の妻に手を出す人道に悖る?ことはダメだといい聞かせるもう一人の自分との、心の鬩ぎ合い・葛藤が見事なまでに描かれています。小生なら絶対に戻るけどね。

そしてクリスマスの夜、自分の気持ちをボードに書いて、紙芝居風に一枚一枚めくって。
①『来年にはきっとこういう恋人が出来る』
②セクシーな女性の写真
③『重荷に思わず、クリスマスだから聞き流してほしい』
④『本心を打ち明けるのが、クリスマスだから』
⑤『僕の心は君のもの』:To me, you are perfect. は愛の告白フレーズとしてそのまま使えそうですね。
⑥『君がこういう姿になり果てる日まで』
⑦ミイラの写真
⑧『メリークリスマス!』
マークはページをめくり終わると、黙って立ち去ります。なんと切なくてロマンチックな告白!!すべてを出し切った満足感と、かなわぬ恋に必死に耐えるマークに悲哀さえ感じますが、そこにジュリエットが追いかけてきて、マークにキスします。Enough…. Enough now.(十分・十分だ)  このシーンは本当に感動もの!!映画史上最も素敵な愛の告白シーンだと思います。マネしたい!

・The killing field

映画監督を目指していた変わり種ドクターの土光君が数千本見た映画の中で最高の映画として勧めてくれたのがこれ。初めて観たときはカンボジア情勢が全く分からなかったため理解できませんでしたが、ポル・ポト政権周辺の歴史を勉強した後、再度見ると、実によくできた映画だと思います。時は1975年。アメリカ傀儡政権指導者ロン・ノル将軍が失脚し、ポル・ポト率いるクメール・ルージュが首都のプノンペンを占拠し、プノンペンは陥落。全住民は農村に強制連行されてしまいます。ここで技術者や教師などの知識人は、革命には害悪を及ぼすとして、ことごとく虐殺されてしまいます。その数約300万人とも言われていますが、アメリカのジャーナリスト シドニーと現地の新聞記者で案内人のプランの友情の物語です。プランは知識人であることを隠して、フランス語も理解できないふりをしたまま、脱走の機を窺っていました。収容所から命からがら逃げだしてカンボジア国境までやってきます。途中の地雷を踏むシーンは実にリアルです、最後のジョン・レノンのイマジンが流れて、再会のシーン。実に感動しますね。

・タイタニック:これは説明の必要はないでしょう。

・サウンドオブミュージック

高校入試に失敗して意気消沈しているときに叔母が連れて行ってくれて観た映画です。ミュージカル映画ってあまり好きではないのですが、この映画は別格です。50年以上も前の映画にもかかわらず、これも色褪せない映画です。結婚式のシーンと大佐がエーデルワイスを歌うシーンはとても素敵です。ナチスに占拠されつつあるオーストリア。大佐は祖国を失う悲しみでか、歌詞を詰まらせてしまいます。妻のマリアに子供たち、そして観客が一斉に歌うシーンは秀逸です。

 

アニメ・漫画編

・フランダースの犬:

これはあまりにも有名ですね。何回見ても最終回の最後のシーンは涙が出ます。アニメ史上最も多くの人が涙したシーンでしょう。

・キャンディー・キャンディー:小生が小学生の頃の作品です。アニメにもなりましたが、やはり最後が感動ですね。ウイリアム大おじさまがアルバートさんで、しかもポニーの丘で幼少時にあった丘の上の王子様もアルバートさんだったなんて。今見ても感動します。1-9巻全部持っているって怖いねー。

・ルパン三世カリオストロの城

これはあまりに有名ですね。宮崎駿の青ジャケットのルパンは第1シリーズのルパン三世もそうでしたが、すごくかっこよかった。クラリス王女もかわいかったけど、銭形警部の名言は40年近く時を経ても色褪せないところがすごい。

 

・鉄拳:振り子:バックのmuse音楽がまた感動的。MuseのExogenesis Symphony Part ⅢのPVにもなっています。鉄拳は「こんなフランダースの犬はいらない」面白かったけどなー。この動画で50回は泣きました!

・猪口健 ぼくのことみてて:911テロの時、神戸市の消防職員である猪口健さんの作品です。国循にいる頃、毎日新聞にこの作品のことが掲載されていて、いたく感動したのを覚えています。現在は販売してるのでしょうかねー?著作権の事も有り全部は紹介できませんので、2枚紹介します。アメリカの国鳥である、ハクトウワシの父子が主人公です。ボブの父親は、勇敢な消防隊員で、ボブの自慢の父親でしたが、侵略者による事故で殉職してしまいます。ボブは星になった父親に会いたくて、空高く燦然と輝く星を目指しますが、会うことはかないませんでした。でも、最後にはボブは立派な消防隊員になって、父親の遺志を継いだのです。img_20161016_0002 img_20161016_0001

 

ドキュメンタリー

・プロジェクトX

初期の「不屈のドラマ 瀬戸大橋-世紀の難工事に挑む~」や「ツッパリ生徒と泣き虫先生-伏見工業ラグビー部・日本一への挑戦-」、「国産コンピューター ゼロからの大逆転
-日本技術界 伝説のドラマ-」や「ゆけ チャンピー奇跡の犬-日本初の盲導犬・愛の物語-」などなど、感動するものが多かったですが、特に感激したのは「 極寒・南極越冬隊の奇跡
-南極観測・11人の男たち-」です。第一次越冬隊隊長西堀栄三郎率いる10人の隊員はどこか冴えない人たちの集まりでした。研究成果を出せず、萎靡沈滞ムードが充満していました。中でも最年少の北村泰一隊員は火事を起こしてデータや観測機器を消失してしまいます。そんな時に西堀隊長は北村隊員にみずから作成した観測機器を手渡し、「とにかくやってみなはれ。」といって叱咤激励します。奮起した隊員達はは大きな成果を携えて帰国します。スタジオで北村さんが当時を回想する刹那、感極まり、テレビ収録など気にもせず、嗚咽してしまったのです。このシーンは今見ても感激しますし、プロジェクトXの中で最も好きなシーンです。人生一度でいいから回想して感涙に咽ぶ成功体験をしてみたいものです。

 

そのほか

・フラッシュモブ

こんなプロポーズしてみたいなあー。今でもこれぐらい踊れるかな?曲がいいね。Chariceのlauderという曲です。CD買ってしまいました。

 

最後に小生が落ち込んだ時に元気をもらうためにいつも見ているのが

・九州新幹線開業CM

です。九州ではお祭り騒ぎのはずだったのに、対照的に東北では震災と津波、原発事故いう災禍に見舞われてしまいました。実はこのCM、東北大震災の翌日の開業となったため、すぐに封印されてしまいました。 「あの日、手を振ってくれてありがとう。笑ってくれてありがとう。ひとつになってくれてありがとう。」 素敵な言葉だね。今年の熊本大震災の時も再び注目されたんです。日本もまだまだ捨てたもんじゃないね!!

 

映像に音楽が加わると、映像をより強く印象付けますよね。バックの音楽によって映像の効果が増幅されます。ロッキーのテーマがかかると100%の人が、限界を超えた運動能力を引き出すことができるようになるのはわかるよね。最近特に涙腺が弱いのか、すぐに涙が溢れてしまいます。でも、こころが洗われて、カタルシスを得ることができるのです。これって素敵なことだよね。

 

しかし、長かったなー。やっと昨年10月予告した超大作アップに踏み切ることができました。

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