循環器内科、腎臓内科、人工透析内科、泌尿器科、内科の下田循環器・腎臓クリニック

当院の理念 診療時間 アクセス スタッフ紹介
施設案内

臨床検査室

臨床検査室では、さまざまな検体検査や生理機能検査を行っています。
最新の機器を使い、精度の高いデータを迅速に報告できるよう努めています。

臨床検査室

入院施設

当クリニックでは入院施設を併設しております。かかりつけ患者様が入院対応を必要とする際には、空きがあれば受け入れが随時可能です。また、透析患者様の体調の悪化時にも24時間入院対応しております。また、透析導入やシャント作成時、シャントトラブルでの治療時においても常時入院が可能です。24時間完全看護となっており、付き添いは必要ありません。きめ細かい医療と看護を提供できますように努力しております。なお、長期入院透析患者も県内はもとより県外からも受け入れております。転院先が決まらない場合お気軽にお申し付けください。

入院病床数 全15床

4人用部屋・3人用部屋

4人用部屋・3人用部屋

4人用部屋:2部屋   3人用部屋:1部屋

1人用個室・2人用個室

1人用個室・2人用個室

1人用個室:2部屋   2人用個室:1部屋

差額ベッド代

1人用個室:1日5000円   2人用個室:1日2500円  

入院中の食事

当クリニックでは管理栄養士1名、栄養士1名、調理担当者2名で心温まる食事を朝昼夕の3食提供しております。患者様や検食担当医師からの評判はとてもよく、だれもが美味しくいただける食事作りを常に心がけております。食事摂取の態様によってキザミ食や流動食に変更も行っております。もちろん透析食、糖尿病食、腎臓病食といった治療食を採用しており、食事療法の一助にもなっています。食事摂取が進まない場合には補助的に栄養剤を追加する場合もございます(ただし自費となります)。

入院中の食事

入院時持参するもの

・保険証(後期高齢者保険者証)
・限度額適用認定証(お持ちの方のみ)
・重度障害者医療費助成金受給者証(お持ちの方のみ)

・寝間着(スウェットでなく前開きパジャマ)
・下着
・タオル(3枚)
・バスタオル(2~3枚)
・洗面用具 (歯ブラシ・歯磨き粉・髭剃り等 )
・スリッパ
・イヤホン
・ティッシュペーパー
※ 私物には名前を記入して下さい。
※ オムツを使用される方は当院にてご用意致します。(有料)

入院時ご用意いただくものについては、次の<入院のご案内>にも掲載してあります。

入院のご案内

入院のご案内はこちらからご覧いただけます(PDFファイル) >>

入院中の注意

・入院中は担当医師、看護師の指示に従うようお願い申し上げます。
・食事以外の飲食は堅くお断りしています。お見舞いにいらっしゃった方も飲食を渡すことのないようお願い申し上げます。
・院内は完全禁煙です。喫煙された場合には強制退院していただきます。
・入院中は看護師やスタッフの指示に従っていただきます。再三の注意にもかかわらず、指示に従っていただけない場合は強制退院していただく場合もございます。何卒、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
・夜間の俳諧が激しい方や認知症の強い患者さまにおきましては、当クリニックでの入院が受けられない場合もございます。ご了承くださいませ。

休憩ラウンジ・浴室
休憩ラウンジ・浴室

心電図

心電図心臓の筋肉が全身に血液を循環させるために拡張と収縮を繰り返すとき、微弱な活動電流が発生します。その変化を波形として記録して、病気の兆候を読み取る検査が心電図検査です。心臓の疾患に関する検査の中では比較的簡単に行える検査なので、最初に行う基本検査です。

検査方法

衣服をまくり上げ、両手両足・胸に6つの少し冷たいシールを付け検査します。

心電図でわかる疾患

不整脈、心肥大、心筋虚血、心房中隔欠損症、心筋梗塞、拡張型心筋症、心臓偏位、心臓弁膜症、狭心症、電解質失調など

運動負荷心電図

(写真)
本当は心臓に異常があっても、普通(安静にした状態)の心電図ではみつからないことがあります。そこで検査を受ける方に運動をして頂いて、心臓に一定の負荷をかけて異常を見つけようとする検査です。写真のような階段を決められた時間(1.5分,3分, 4.5分)、年齢・性別・体重に応じた回数、上り下りをくりかえしていただき、運動の前後の心電図の変化を調べます。裸足で運動していただきます。動きやすい服装でお越し下さい。運動中気分が悪くなったり、胸部症状が出現した際には無理をせずすぐに知らせてください。また階段の段差が比較的大きいので、膝がお悪い患者さまなどはご相談ください。

運動負荷心電図でわかること

 基本的には心電図検査でわかることと同じです。ただし普段の心電図では異常がなくても、運動時に異常が出たりしないか、あるいは危険度が増さないかをみています。狭心症の診断に用いられています。

ホルター心電図

(写真)
ホルター心電図検査は、携帯型長時間心電図、24時間心電図とも呼ばれています。ホルター心電図は長時間にわたって日常生活の心電図が記録できるので、不整脈や狭心症の発作時の心電図をとらえることができ、診断に役立ちます。

検査方法

胸に5ヶ所電極を付け、心電図を24時間記録します。デジタル方式の記録器で、大きさは8.5cm×5.4cm×1.5cm、重さは電池を含め72gです。
検査中、記録器は腰などに身につけて頂き、入浴以外は普段通りの生活をして下さい。日記帳をお渡ししますので、簡単な行動の記録を記載して下さい。また何か症状がありましたら、本体のボタンを押し、その時間と内容を書いて下さい。解析結果は約一週間後に出ます。
装着時間は約15分です。翌日取り外し時間は約5-10分です。来ていただくのは装着する日と取り外す日の2日間です。

ホルター心電図でわかること

・自覚症状と心電図変化の関係
・不整脈が出現しているか、出現している場合、その種類と重症度
・不整脈の治療薬を服用している場合、その効果について
・心筋虚血(心筋への酸素不足)の有無とその重症度
・ペースメーカーが正常に作動しているかどうかについて
・心拍変動による自律神経活動評価

検査を受けられる方へ

・装着中の生活は普段と変わりませんが、入浴、シャワー(胸を濡らすこと)はできません
・装着される日の服装は、胸部に電極を貼りますので胸元の大きく開いた服は避けることをおすすめします
・電気毛布、低周波のマッサージ器は使用しないで下さい
・来院して頂くのは、装着する日と翌日(取り外す日)の計2日となりますので、ご注意下さい
・お渡しする日記帳に、一日の行動および症状を書いて翌日忘れずに持参して下さい
※予約時間に遅れますと、装着できないことがありますのであらかじめご了承下さい

携帯型心電計

携帯型心電図検査携帯型心電図検査は病院以外で症状(動悸や胸痛など)があった時に、患者さんご自身で心電図を記録していただく検査です。

検査を受けられる方へ

機械の貸出し及び説明は10分間程度です。来院していただくのは機械貸出し日と返却日の2回です。
貸出し期間は1週間、または2週間です。(主治医の指示により異なります)
次の予約の方もいらっしゃいますので、返却日は厳守して下さい。
心電図記録は複数回可能です。
お渡しする日記帳には記録日時および症状を書いて機械返却日に忘れずに持参して下さい。
機械はポケットサイズの心電計です。取り扱いには十分ご注意下さい。

呼吸機能検査(スパイロメトリー)

写真
呼吸のときの呼気量と吸気量を測定し、呼吸の能力を調べることをスパイロメトリーとよんでいます。換気の機能を調べる基本の検査です。
通常、次の測定を行います。

肺活量(VC)

空気をいっぱい吸入して、いっぱい吐いたときの量です。通常、年齢と身長によって計算した予測正常値と比較し、%肺活量として表します。肺の呼吸全容量です。

1秒率(FEV1.0%)

肺活量を測定するときに、最初の1秒間に全体の何%を呼出するかの値です。肺の弾力性や気道の閉塞の程度を示します。弾力性がよく、閉塞がないと値は大きくなります。
この2つの指標を使って、肺の換気の障害を拘束性と閉塞性および両者の混合性の3つに分けます。

拘束性障害

肺活量の低下は、呼吸する肺の組織が減少したり、胸膜の病気などでみられます。
(1) 肺の弾力性の低下:肺線維症、じん肺、間質性肺炎など。
(2) 胸部の拡張の障害:古い胸膜炎。
(3) 呼吸運動の障害:筋肉、神経の病気。

閉塞性障害

1秒率の低下が主な病気です。
(1) 気道閉塞:喘息、慢性気管支炎、びまん性細気管支炎。
(2) 肺気腫:慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、とくに近年多くなっています。

・この検査は、被検者の最大の協力がないと正確な値が出せません。指示どおり最大の努力をしてください。
・気胸、骨折、肺炎などでは、検査は禁忌です。
・結核など人に感染する病気の場合も禁忌です。

眼底検査

(写真)
瞳孔の奥にある眼底を、眼底カメラや眼底鏡という器具を用い、レンズを通して観察し、眼底の血管、網膜、視神経を調べる検査です。網膜剥離や眼底出血、緑内障などの目の病気を調べるときに行ないます。

眼底検査でわかること

眼底の血管は人間の体の中で唯一直接に血管を観察できる部位のため、そこを観察すると動脈硬化、脳腫瘍、高血圧などの全身の病気が推察でき、生活習慣病の検査としても有効です。
網膜の病気だけがわかるだけでなく、動脈硬化の進み具合がわかります。
眼底には脳へと繋がる視神経の出入り口がありますので、脳内の血管の状態も推測でき、脳の病気や診断にも役立ちます。高血圧や糖尿病による血管の変化を見るうえで欠かさない検査です。

聴力検査

音は外耳から中耳を伝わり、内耳の蝸牛にある感覚細胞を刺激し、聴神経を経由して脳へと伝えられます。しかし、この過程に何かしらの障害があると、聞こえが悪くなる・・・いわゆる「難聴」と呼ばれる状態になりますが、その部位や程度を診断する検査です。

検査方法

聴力検査オージオメーターから発せられる低音(1000Hz)と高音(4000Hz)を5dbずつ強めていき、それをレシーバーで片耳ごとに聞き取って、聴力を測定します。なお、検査は外部の音を遮断した部屋で行われ、所要時間は10分程度です。

眼底検査でわかること

聴力検査では難聴があるかどうか、またその原因がどこの部位にあるのか?などを調べます。外耳および中耳の障害によるものは「伝音難聴」とされ、中耳炎などが原因です。内耳あるいは聴神経の障害によるものは「感音難聴」とされ、先天性難聴や耳下腺炎、ウィルス感染、聴神経腫瘍などが原因となります。さらに、その原因が内耳にあれば先天性か後天性か、騒音性難聴なのか、または突発性難聴なのか?その種類を特定しなければなりません。

動脈血ガス分析

ガス分析器細い注射針を使って手首の橈骨(とうこつ)動脈、鼡径部の大腿動脈、腕の上腕動脈などから血液を採取します。採血した動脈血液を10分以内に血液ガス自動分析装置(写真参照)にかけて分析します。

血液ガスの基準値

• pH(水素イオン濃度)…7.35~7.45
• PaO2(酸素分圧)…80~100mmHg
• PaCO2(二酸化炭素分圧)…35~45mmHg
• SaO2(酸素飽和度)…95%以上

検査結果の判定

pHが7.45以上のときには、アルカリ血症(アルカレミア)と呼ばれ、こうした病態をアルカローシスといいます。原因として、嘔吐などによって胃液が減少する酸喪失、利尿薬の乱用、バーター症候群やアルドステロン症などの腎臓・内分泌疾患などが考えられます。一方、pHが7.35以下の状態は酸血症(アシデミア)で、こうした病態をアシドーシスといいます。原因として、下痢や糖尿病性アシドーシス、尿細管性アシドーシスなどがあります。
重症の敗血症などの場合にも、乳酸が体内に蓄積した結果、高度の代謝性アシドーシスにいたることもあります。動脈の中の酸素分圧(PaO2)が60mmHg以下になった状態、あるいは二酸化炭素分圧(PaCO2)が45mmHg以上になった状態を呼吸不全といいます。

動脈血ガス分析でわかること

低酸素血症、高炭酸ガス血症、呼吸不全、アシドーシス、アルカローシス
慢性閉塞性肺疾患など

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