准看護師が正看護師へステップアップする支援をしています。
制度について
准看護師の免許を取った後、正看護師の学校に進学する機会を逃したまま、看護の仕事に従事し、正看護師の資格の必要性を感じている人もたくさんいます。
そのような人のために、2004年より、10年以上の臨床経験を持つ准看護師に対し、2年間の通信教育で看護師国家試験資格が得られる「看護専修学校」が設けられました。
これにより、長年医療機関で働き、経験と技術を持ちながらも、給与面などで十分な待遇を受けることのできなかった准看護師に、スキルアップ、キャリアアップの機会が与えられました。
私たちのクリニックでは、准看護師が正看護師へステップアップするための支援を行っています。
具体的には10年以上勤続経験のある准看護師で、当クリニックの常勤で、さらに、看護専修学校に合格した者に特例として、給与を減額せず、授業や実習の際には有給休暇として与える支援です。
例えば、2年間の学校への通学で60日休んでも、有給休暇として常勤時と同じ給与を支払うシステムです。
制度利用の実績
当クリニックでは、このシステムで3名が准看護師より正看護師へのステップアップをしており、現在も当クリニックで勤務されております。
准看護師で正看護師へのステップアップを考えている方には朗報です。是非、当クリニックの正看護師取得支援システムをご利用されてはいかがでしょうか。
注) ただし、取得後3年間は当クリニックで勤務していただくことを条件としており、3年満たない場合は、その分の給与分を返済していただきます。また、正看護師取得ができない場合でも3年勤務していただけば返済は免除されます。
体験談
私は6年前にこの制度を利用しました。
専修学校に入学する際にも試験がありますが、スタッフにいろいろと指南をしていただき、合格し、通学することとなりました。
入学後も、常勤として勤務させていただきながら放送大学などで単位を取得し、東京の専修学校には、勤務の合間を縫って通学しました。
実習は2週間の長期にわたることもありました。2年間でトータル約100日程度のお休みとなりましたが、お給与は休んだ分、一切引かれることもなく、また賞与も満額頂き、大変助かりました。おかげで最短で正看護師の資格が取得できたため本当に満足しております。