趣味は?と聞かれると小生は必ず10項目答えます。幼少時より旅に出かけることが大好きで、旅ついでに趣味を織り込むこととしています。まずは①旅。そして②自然探索(虫採りや海の観察、里山散歩などなど)、③歴史探訪(寺社や古墳、遺跡、博物館、資料館に加えて古事記や万葉ゆかりの地をめぐることなど)、④温泉めぐり(1000箇所は入ったかなー:温泉別ではなく風呂の箇所です)、⑤食べ歩き(洋食屋さんやラーメン、カフェなど、うまいもんは全て、ハズレることもあります)、⑥アウトドア(キャンプ場でキャンプはしないというポリシーがあります)、⑦魚獲り(ヤスや素手で握って獲ります。渓流が一番好きかな)、⑧バイク(ツーリングやレース観戦)、⑨音楽鑑賞(洋楽、クラッシック、ジャズ、j-popなどなんでも)、そして⑩読書の10項目です。鉄道やドライブ、絵画鑑賞なども好きですよ。今回は旅と並んで最も好きな趣味。読書についてお話しましょう。小生は現在月に20-30冊の本を読みます。東洋経済やダイヤモンド、サイエンスにニュートン、現代化学などの種々の雑誌や医学書は別です。週に1回は必ず下田の村上書店アネックスへ、月1回は沼津のマルサン書店で物色します。たまに行く東京では、池袋のジュンク堂か八重洲ブックセンターが定番ですが、一番好きなのはやはり神田神保町の古書街です。古書は扱っていませんが東京堂書店という靖国通りを1本南に入った通りに面した硬派な書店があります。ここは小生の好奇心を大いにそそる本が百花繚乱の如く陳列されており、ついつい大人買いをしてしまいます。そして数軒の古本屋さんを覗いたあとは、小生が最も好きな明倫館書店へと足を伸ばします。ここは自然科学系学術書を専門に扱う古本屋さんで生物学、化学、物理学、哲学書などが豊富です。中でも数学の専門書の蔵書量はピカイチで、いつも人で溢れかえっています。専門家や研究者、学生、小生のような趣味で購入するなど様々です。店外は100-300円台のすでに絶版となった科学書が沢山無造作に置かれていて、いつも10-20冊ほど購入してしまいます。ここの紙袋がまたまた渋い。カール・フリードリッヒ・ガウス、湯川秀樹、チャールズ・ダーウイン、アルベルト・アインシュタインに加えてなんといってもリーマン予想のゲオルク・フリードリッヒ・ベルンハルト・リーマンが写っている。これはいいね!小生が好きな紙袋で、日々愛用しています。関西人がいかりスーパーの紙袋を愛用するように。先日3月7日のこと、東京でバスキュラーアクセスインターベンション治療研究会の発表が終わった後も、明倫館書店で12冊も買っちゃいました。購入後は路地裏のミロンガかさぼうる、ラドリオといったレトロ・カフェでの読書が定番です。さぼうるはいつも行列ができるので最近は行っていません。神保町エリアの散策に加えて、この前後に日本橋人形町の洋食キラクでハヤシライスとビフカツを食し、浅草の千葉屋で大学いもの大量買いをする。もう10年間、全く同じ行動パターンを繰り返しています。20年後も同じなのかなー?絶対同じでしょう。いつまでも神田神保町は、そして明倫館書店は小生の楽園なのです。
写真:上段左2枚と右および中段左は自宅の書棚の一部です。ジャンルは社会科学、自然科学、サブカルチャー、マンガと多岐に渡っています。入りきらないので床に積み上げています。上段左から3番目が明倫館書店の紙袋、下段は明倫館書店で購入した本です。最後は東京堂書店で購入した本です。