長い1日

3ヶ月半ぶりの投稿です。まずは2015年を振り返ってみます。2012年4月の開院以降、只管診療に打ち込んできました。2015年はとにかく忙しい1年でした。学会・研究会発表、産業医や製薬企業の教育講演も充実し、診療面においても、多くの外来患者さんの待ち時間短縮のための予約制の導入、VAIVTは100例を超え、透析患者さんが110名に達するなど、概ね軌道に乗った感があります。ただ、肉体的には厳しいですね。朝6時前に起床し、7時前後にはクリニックへ。病棟回診、書類作成に始まり、外来診察、透析診療、手術に訪問診療などであっという間に18時から19時になってしまいます。帰宅も21時~23時なんていうこともしばしばです。心臓外科医時代、特にNCVCのスタッフ時には1年間で6日程度の休み以外、毎日仕事三昧でした。1週間に3-4日は病院泊。それ以外でも朝6時~夜中の0時頃までのルーティンワークでしたし、新年をオペ室で迎えることもありました。事情あっての転職後、とにかく下田に行ったらのんびり仕事をしようと決めていたにもかかわらず、結局過去の呪縛から離れられない運命にあることを知ってしまった1年でもありました。心外時代ほどでないにせよ、開院時の3倍は忙しくなっています。その原因の一つに膨大な書類と診療情報提供書を捌かなければならないことが挙げられます。患者さんが増えればこれらの書類もまた増えるわけです。また、検診の報告書作成もハードです。かかる状況によって新規投稿がなかなかできなかったというのが3ヶ月半も投稿できない理由となっています。    一人+一匹(猫:名をコマという)の家に帰ってくると、遅い夕食を作って食べるので激太りの一因となっています。2016年は2015年の問題点をさらに改善し、充実した生活を送りたいと考えています。                                                     そんなこんなで2016年3月15日は取り立てて特別な日ではありませんが、毎週火曜日は月1回のVAIVT日以外は洗濯や布団干し、掃除など山積した家事をこなすため早く帰宅する日にしています。15日の朝は7時過ぎにクリニック着。病棟回診+指示出しを8時までに行い、外来診療は8時から13時まで。ある透析患者さんのシャント瘤が切迫破裂状態であるため、エコー検査後、緊急入院とし、同日緊急手術予定としました。その間、2件の新規VAIVT患者さんの手術説明、いわゆるインフォームドコンセントを行い、VAIVT2件を熟(こな)しました。ついでシャント瘤切迫破裂のインフォームドコンセント。そして手術。手術はプロポフォールによる静脈麻酔下、瘤切除+血行再建術を行いました。2時間半を要しましたが、無事瘤も切除でき、破裂のリスクを回避することができてホッとしています。術後用手圧迫を要しましたが、トランサミン投与で、なんとか止血でき、儘田部長と古屋師長、順子さんと4人でジョナサンで遅い夕食を摂り帰宅。報道ステーションを見損ねてしまいましたが、帰宅してまずは、長い一日の反省をします。忙しい中、今日最高に嬉しかったことがあります。充実した診療を行うことができたこともさることながら、スタッフのご子息の高校合格という吉報を聞くことができたことです。皆さん本当におめでとう。長い1日の疲労を吹き飛ばす良い知らせに、小生の心は躍るばかりでした。でも、疲れたなーーーーーー!!!

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