皆さま、お久しぶりです。のぞみ記念 下田循環器・腎臓クリニック 院長兼理事長の花房です。5年半ぶりにブログを再開します。この約5年間、様々なことがありました。良いことも悪いこともいろいろです。黒歴史としてまず挙げられるのは1億円余に上る元事務長の横領事件でしょうか。当該事件以降、小生はブログをずっと封印していましたが、5年余の月日が経過し、もう時効と考え、今回ブログを書かせていただきました。この事件以降、いろいろな業務が可視化でき、高い授業料を払う羽目にはなりましたが、業務の体系化による改善が進みました。ちなみに犯人のSHは1年後に逮捕され、その後収監されたようです。残った職員はとても大きな傷を負いました。一部の従業員の関与も疑われましたが、メンバーが刷新され、現在は最高のメンバーでチーム花房は構成されており、小生はそのチームを牽引しています。
また、この人は?と思う人って、不思議といなくなってしまうんですね。最近も、とある責任者が何の引き継ぎなく突然辞職!! すべての業務を残したまま、連絡も取れなくなり、大混乱に陥りました。なんせ、大事な顧客データも喪失してしまったのですから一大事です。しかも、ほとんどの業務がきちんと遂行されていなかったというお粗末さ。前記の横領事件も含め、責任者としての自覚と責任の重さを改めて痛感させられる出来事です。反面教師として、心に刻んで、以後、黒歴史を払拭すべく、日々邁進知ってゆく所存です。
そのほかにも友人の裏切りや、看護師不足による業務縮小、小生の2回コロナ感染などなど負の歴史は続きます。ところが、ところがです。禍福は糾える縄の如し=禍福糾纆というように、素敵なこともたくさんありました。悪いこと以上に。素敵な仲間が増えて、今年は10年勤続者が10名!! 恒例の年末に行われる納会では10年勤続者は表彰と金一封が授与されます。現在10年以上勤続者は既に9名もいます。ほかにも、一度辞職して、また戻ってきてくれた仲間も数名います。何とありがたいことか。因みに、現在職員募集の別ホームページを作成し、最近ではインスタグラムも始め、少しづつフォロワーも増えています。また、透析ケアという雑誌に織り込み広告を掲載し、ホームページの閲覧数が激増しています。youtube動画も新たに作成し、アップもしています。より多くの仲間が増えることを切望しています。
現在の地に開院したのが2012年。4月1日で10周年を無事に迎えることができました。一昨年10月より望洋会から独立し、小生が運営などすべてを継承しました。現在、旧横山クリニックの解体工事が始まっており、ちょっと寂しい感じもします。当施設はこの10年で何とか地域医療の一翼を担い、こと、透析医療に関しては、賀茂地区、伊豆半島南部地域で中心的な役割を果たしているものと自負しております。バスキュラーアクセスの作成やインターベンション治療、末期腎不全患者の治療から透析導入に至るまで地域完結で治療ができる唯一の施設として、その地位を確立したものと考えています。
あらためて、以後、小生の日々の出来事や思い出、クリニックの出来事、医療について、自然科学や社会科学などの学問について、趣味などなど、たまにではありますが、このブログに書き留めてゆこうと思います。面白かったらエッセイで上梓できるかなー。今後とも、何卒、宜しくお願い申し上げます。