毎年秋に行われる恒例の昭和大学59回生同期会。いつもだいちゃん(小川君)と陽介(田中君)が企画してくれていますが、今年は参加人数が増えて30人を超えました。場所は荏原中延のちゃんこ晴海。高知から陸上部で同期の森澤君、福井から猪原君、三重からひこさん(鈴木日子君)、岐阜からは大友君(朝日大学学長)などなど、遠くからの参加も多く、とても盛り上がりました。また、外科の同期は相ちゃん(相田君)、椛ちゃん(椛澤君)と長野からタカピー(高田君)が参加。わがAQUREXERSからは横坊と金沢から種ちゃん(種市君)が参加しました。人生折り返し点をとうに過ぎ、皆が「いつまで会えるかわかんないからなー」と口を揃えて言うようになっています。昨年は同期が1人食道がんで亡くなっています、また、大腸がんを乗り越えた仲間が2人もいます。明日は我が身と皆、思うのでしょう。「医者の不養生」とは人口に膾炙したありきたりの言葉ではありますが、われわれ医師にその傾向は顕著にみられ、しかも残念ながら小生はそれを最も体現しているひとりに成り下がっています。久しぶりに会うと、小生を見て開口一番「おまえ太ったなー、大丈夫か?」が常套句となっています。学生時代より35kgも増えたため、当然、昔の服は着られません。タンスに青やら紫のジャケットが残っていますが(GRASSMENSやらDOMONやら:懐かしいのDCブランド、なんとなく捨てられないんだよなー)、20年くらい前はこんなの着ていたんだなーと驚いてしまいます。実は学会や仲間との集まりの参加は楽しみ半分、鬱々半分なのです。必ず体型のことは言われますからね。実際のところ健康管理にはそれなりに留意しています。内視鏡やCT・エコー検査は年に1回、数ヶ月に1回の血液検査などの検査は受けています。約1000人いる患者さんと50人強のスタッフには絶対に迷惑をかけられませんからね。検査はいつも概ね正常なのですが安心はできません。一昨年は胆石で苦しんでいました(激しい疝痛発作のあとの急激な黄疸+肝機能障害が出現;AST:900IU/dl!!)。あるときは沼津のクリニックで当直中、激烈な疝痛発作に襲われ、救急センターに夜中に駆け込んだこともあります。最近は運動不足に加えて不規則な食生活も影響し、生活習慣病、驀地です。幸い胆石は黄疸出現時の胆嚢の収縮?で、総胆管→十二指腸へ落ちてしまったようで、以降疝痛発作もなく、胆嚢に石は認められません。相ちゃんに手術してもらおうと思っていたんですが、手術は受けなくて済みました。しかしながら、今回の同期会では運動不足と荒(すさ)んだ食生活の改善を数人の仲間に警告されてしまいました。小杉のような食への執念をなかなか捨てられないで、葛藤している自分と戦っている今日この頃です。話を同期会に戻します。高知の森澤くんは陸上部で6年間、ともに汗を流した同期であり、ライバルであり、旧友です。かれはトラック競技で、専門は短距離。小生はフィールド競技の投擲が専門。4年次には彼が主将で小生が副将でした。定期試験では朝の3時頃に部室に集合して2人で試験の最終確認のための勉強をよくしたものです。森澤くんは、卒業時に学業とクラブ活動ともに優秀な成績を修めたものが表彰される旗が岡賞を引下げ、高知に帰って行きました。いろんな意味で切磋琢磨できた旧友との17年ぶりの再会(彼の結婚式以来)は感無量ですね。18時半開宴で、終わったのが23時過ぎと、宴は約5時間ずっと盛り上がっていました。学生時代話したことがない仲間とも、こういう会で親しくなれる。やっぱり同期はいいね!!!!来年も参加できるように健康に十分配慮していこうと決意新たに帰豆したのでした。